2019.11.29 Fri   co+shegoto2019講座vol.8『夢or事業 持続する経営のリアルを語る』

1.実施概要

2019年11月29日(金)10:00-12:00 

ぴゅあ総合 中研修室(甲府市朝気1丁目2−2)

 

  

2. 本日の流れ

(1)本日の目的説明

今日、この会場には「創業したい」とか「起業を考えてるんだけど、だれに相談したらいいかわからない」という女性と、「応援したいんだけど、なかなか創業を希望している女性が来てくれない」と思っている金融機関や支援機関さんがいます。

経済産業省で作っている資料では、女性の起業をフェーズ0から3までの段階に分けています。「起業って何?私にできるのかな?」といった段階がフェーズ0。「起業したいという想いはあるけど、何からどう始めたらいいのか?」という段階がフェーズ1。

起業に向かって準備を始める、わたしらしく事業をしていくといったフェーズ2やフェーズ3の段階に行くまでに、今までは自分で支援機関や融資の相談に乗ってくれる金融機関を探しに行かなければなりませんでした。

いろんな起業支援の窓口や制度はあるけど、ミスマッチが起きていることもあるし、女性もどこに行っていいのか、わからないのかもしれない。

今日の目的は、それぞれの支援機関の違いを知ってもらうこと。ぜひ自分の推しメンを捕まえてください。

 

(2)チェックイン

まずは、参加者の皆さんと支援機関の方々も含めて、近くの3人でグループを作り、自己紹介。

  • 名前
  • 今日の期待

(3)女性起業支援について

女性の起業を応援してる「人」「団体」「情報」「お金」「場所」等について

  • 赤いふせんに・・・・・・知っている事
  • 青いふせんに・・・・・・知りたいのにわからない事

を書いて、グループでシェア。

 

《知っている事》

・bond place

・co+shegoto

・よろず支援機構

・リンクウィズ

・各商工会

・山梨中央銀行の起業セミナー

・山梨中央銀行の助成金(地方創生基金)

・信用保証協会の起業相談

・ロータリークラブ……等

 

《わからない事》

・どんな支援機関があるのか

・どの段階で相談に行くべきか

・どの窓口に行けばいいのか

・ボランティアに支援してくれるところはあるのか……等

 

(3)本日の支援機関の紹介

  1. 山梨県庁 齊藤さん
  2. やまなし産業支援機構 中込さん
  3. 山梨中央銀行 西川さん
  4. 日本政策金融公庫 亀山さん

こちらの4名をゲストに、各支援機関がどんな人に対して、どんな支援・サポートをしているのかについてお聞きしました。

 

Q.どんな女性に来てほしくて、どんな価値を提供しているのか。

《県庁》

co+shegoto事業は4年目。

女性がやりたいことや課題に思っている事を思ったようにやれる環境を創るとか、場を創るとか、ネットワークを創るといったことが大事だと思い、この事業をしています。何かやりたいことがある人が、既に起業している人と知り合ったり、支援機関の人と知り合うという場が増えて来て、なんとなくでも「できそうだな」と想える人もだんだん増えてくる。具体的なアドバイスはできなくても、ワサワサとやりたい気持ちが起こる人を増やしていく、その環境を作っていきたいです。課題を解決するのに、行政だけでできることは限られているので、それを支援機関の皆さんと、チームで一緒に解決していく仕組みを作っていきたい。

その他、地域課題解決型起業支援金という助成金もあります。

 

《やまなし産業支援機構 》

中小企業(1名~300名規模)の支援を行っています。

フェーズ0,1で相談に来ても、実はなにも出来ません。ある程度の計画が必要です。もしまだ計画が出来ていないとしたら、まずは第1段階として、「よろず支援拠点」に行ってください。創業するのに何をしたらいいかというのを案内できるアドバイザーがいるので、入口から支援ができます。

私たちは、「やるからには成功していただきたい」という気持ちがあるので、何も計画のない人には厳しくなってしまいます。固定費やランニングコスト等の経費、そして売り上げ見込みをしっかり考えてほしい。事業をするなら、誰かの支援としてだけじゃなく、しっかり自分のところも潤わないといけないという考え方です。

「未来ファンド」という助成金もあります。

 

《山梨中央銀行》

銀行は、個人の方から個人事業主、中小企業、大企業までがお客様です。

全ての方を対象にしたいんですが、実は0,1フェーズは苦手。支店も含め300人ほど営業がいますが、この300人が同じように相談に乗れるかというとちょっと難しい。そのため、0,1フェーズはco+shegotoとか、いろんなところと連携をしながら、弱点を補っています。私たちができる価値の提供といえば、わかりやすくお金。お金を通して、経済を活性化するとか、夢を実現するお手伝いをしています。皆さんのご預金を銀行が一度お預かりして、それを貸し出すというのが融資。経済の循環ですね。預金を集めて、それを利用している。志ある事業を育てていって、地域を活性化していかなければ行けないというのが、金融機関の使命だと思っています。

 

《日本政策金融公庫》

国でやっている政策金融機関です。沖縄を除く全国に152支店あります。山梨は甲府支店のみで、全県をカバーしています。他の金融機関との大きな違いは、融資業務だけをやっているということ。中小零細企業に対しての融資が中心です。それと女性起業家の応援プロジェクトや地域の課題を解決するためのソーシャルビジネスの支援も行っています。地域の金融機関と情報を共有しながら、協調融資も提案しています。国がやっている金融機関だから、利息は安いけど、審査は厳しいという印象。なので、ここだけで難しそうな場合は、中銀や信金と組んでください。ソーシャルビジネスについても相談に乗ってくれます。

 

Q.女性に選ばれる支援機関とは?

《県庁》

課題にコミットしていく人が事業を成功させることができると考えています。県庁では、そういう方がたくさん活躍できるように支援をしています。山梨が課題解決先進県になるような仕組みを作っていきたいです。

 

《やまなし産業支援機構 》

全て聞いてあげることだと思います。その想いの部分も含めて。助成金も含めて、4月に支援機関に行って情報を集めることがおススメです。

 

《山梨中央銀行》

話をしっかり聞いて、結果にコミットできることかと思います。

 

《日本政策金融公庫》

話を聞いてあげることが大事だと思います。良いところをもっていても、こちらが引き出しきれていないと思うので。引き出せるように常に意識して聞く。相談される方もどうしたら伝わるのかをまとめておくと良いと思います。

 

◎まとめ

お互いに対話が必要だと思います。ただ話すだけでなく、心理的安全、この人の前ならこういうこと言っても大丈夫かなと思い合える関係性をつくること。この人だったら相談してもいいかな、そう思える支援機関さんだと安心してお話ができると思います。

 

(4)先輩起業家の話

  1. おもてなし薬膳せっちゃんごはん 馬渕 節子さん (山梨市)
    薬膳ご飯のお店を経営しています。薬膳の料理教室や勉強会も開催しています。
    以前は移動販売車やマルシェでも出店していましたが、自分のお店を持つことに。その際、融資も考えましたが、やはり借り入れの恐さがありました。そのため、まずは「未来ファンド」にチャレンジすることに。プレゼンの練習もしましたが、「お茶を売って生活ができるのか」「他に収入があるんですか?」と言われて、落ち込んだこともありました。それでも採択されて、オリジナルブレンドのお茶も作れるようになり、粗利も高くなりました。その後、中銀さんからも借りて、自宅の改装もしてお店をオープンできました。

  2. 愛と胃袋 石田 恵海さん (北杜市)
    東京で4年ほどお店を経営していましたが、その後、北杜市に移り住むことに。
    その時から、ご主人が料理に専念、恵海さんが経営を担うようになりました。北杜にお店を構えて丸3年。地域課題解決の助成金や公庫さん、銀行からも融資を受けました。その他の支援機関もフル活用してオープンさせることができました。

(5)グループワーク

4つの「分科会」をつくります。その分科会に各支援機関が入り、参加者の疑問・質問に答えていきます。15分ずつ2回転。途中でそのグループから離れて、他のテーブルに行ってもOK。

参加者は、付箋に聞いてみたいことや疑問を書き、自分が何をするべきか、どういう支援が必要かを積極的に聞いていきます。


☆4つの分科会☆

①融資 保証人 資金調達 について

②助成金 公的な制度 行政連携について

③セミナー使える場所 各種届出について

④先輩起業家の本音が聴きたい

 

 

①融資 保証人 資金調達 

●日本政策金融公庫はいくらまで融資可能か。

創業の融資制度があります。創業から2期を終えるまでの融資制度。無担保・無保証です。限度額は3千万だけど、目安は1千万。制度の決まりとしては、全体にかかる資金の10分の1以上は自己資金を投入してもらう。全体で1千万かかる事業であれば、100万は自己資金を投入していただき、残りを融資の申し込み。下限は200~300万というのもある。運転資金は5~7年で返済。設備については、10年以内くらいが多い。返済期間はどのくらい利益が出るのかというところも考慮します。そこも一緒に考えていきます。

 

●融資は何年返済の計画にしたらいいのか。

何に使うのかによって変わってきます。それが運転資金なのか、設備資金なのか。運転資金で言えば5年くらい。設備資金は7~10年。あとは収支の状況で、いくらずつ返済可能なのかを考えていきます。

 

●返済負担率は大体何割くらいですか。

法人の場合は利益金額と減価償却費を出して、そこから返済できるかどうかをみます。個人事業主の場合は、最後に残った手元のお金が自分の取り分になるので、そこから妥当と思われる生活費を引いた残りを考えて、返済ができるかどうかという判断します。割合というより、最後に残ったお金で返済可能かどうかです。

 

●収益の見込みが難しい場合は、別の収益事業を作ってもいいか。

たとえばAという事業があって、そこがなかなか収益が出ないから、じゃあBという事業をしようと考えたときに、やっていることを別々に捉えるのではなくて、全部一体でどうなるかと考えます。事業ごとではなく、組織でみる。事業計画にもいっしょに盛り込んでほしいです。

 

②助成金 公的な制度 行政連携

●営業許可の取れるキッチンに改装したいときの助成金はありますか?

設備を借りてそこを改修したいということであれば、その改修費について助成することはあります。商工会議所が窓口になっている国の補助金があるので、自宅の改修でおりる可能性があるとしたらそれ。設備を入れるだけの補助だと難しいかもしれない。もしくは山梨中央銀行の地方創生基金が可能性あります。やりたい事業がどういうことに貢献できるか等、内容によります。

 

●助成金情報のポータルサイトは?

山梨県中小企業支援ナビというのがあります。民間と支援機関の情報が載っています。甲府市産業支援サイトというのもあります。

 

●今からまだ間に合う助成金は?

未来ファンドも終わってしまったので、やはり4月に情報を集めるのがベスト。とはいえ、毎年同じ時期に募集がある可能性が高いので、今年あったものを来年も募集するのか等は調べておいた方がいいと思います。

 

●助成金に限らず、土地の利用方法。両親の土地を有効に活用できる方法はありますか。

(元々農地。親の所有だったけど、高齢になったので作物を作るのは難しい。それを生前で子が譲り受けるのがいいか、亡くなってからの方がいいか。いずれ、そこを活用して起業したい。それをどこに相談していいか)

よろず支援拠点に専門家派遣もあるので一度相談してもらえたらいいと思います。但し、農地は農地転用しないと使えませんが、譲渡されてから3年は農地転用ができません。自分がいつ事業をスタートさせるかを考えて、親の代のときに農地転用をしてしまってから受け取るほうが最短。先に農地転用をしてしまうと相続税が高くなることもあるので、会計士とか司法書士に相談したほうがいいでしょう。市の方にも相談したほうがいいと思います。

 

●ソーシャルビジネスのマネタイズから相談にのってくれますか

公庫さんがソーシャルビジネスを支援してくれていて、セミナー等もあるので、そういうところで勉強する機会があります。

 

③セミナー使える場所 各種届出

●商工会とは

  1. 会社を始めた人、個人事業主の方が会員になり運営する組織
  2. 「このようにしてくれないか」と言われたら、行政に要望、提言する
  3. 中小企業支援(新しく会社を始める人・事業を誰かに繋げたい人・融資をかりたい人)
  4. セミナーを行う
  5. 特許などを含めて全般的な相談
  6. 助成金を作る時の申請書を手伝い一緒に作り上げる
    "広く中小企業の支援を行っている組織"

●今やっている事業を法人化するには

今ある事業を法人化するには、定款をつくる、資本金、資料作成など、トータルでおおよそ35万円くらいかかるため、法人化することで信用度を得られるが、信用度がそこまで必要な業種なのかをもう一度考える必要があります。

また、法人化するにあたってNPO法人・一般社団法人・株式法人 のどれにするか決めて、そこに強い支援機関さんを選ぶ必要があります。

 

④先輩の本音が聞きたい

1.「おもてなし薬膳せっちゃんごはん」 馬渕節子さん

●今のお店を始めた理由、これまでの経緯は?

女性は再就職の度に、収入が減ると感じた節子さんは自分で何かを始めようと、子育て支援のイベント、ママ達の知りたい情報、ママ達にいい情報を届けたいこという想いから、ママ達のお悩み相談会を開きました。そこで多く出た悩みは「母乳の悩み」でした。その悩みを解決するために調べた結果、漢方にたどり着き、今の仕事につながった。と語ってくださいました。

 

2.「愛と胃袋」 石田恵海さん

●今まで融資を借りたことでの失敗体験はありますか?

もらわなきゃよかった、失敗したなと思う事はありました。融資を何度か受けていて、このタイミングでこの融資なくてもよかったのではないかと思った事はありました。なので自分に今この融資が本当に必要が考える必要があります。

そして支援機関を訪れて嫌だった事は、自分の事業の話をしている時に、相手の方に「石田さんの"夢"の話はね〜」と、自分の話していることを夢としか思ってくれてないと感じ、嫌な思いをした。と語ってくださいました。

 

(6)チェックアウト

今日聞いた話を踏まえて、48時間以内にすることを付箋に書き、それを3人一組でシェアしてチェックアウトとなりました。

 

3.参加者の様子

講座8「夢or事業を持続する経営のリアル」では、支援機関の方々と繋がれる場ということもあり、講座参加者の人数も支援機関の人数も多かったです。参加者の中には初参加の方もいましたが、3〜4人の少人数のグループに分かれたので、少しだけ緊張しつつもスムーズにチェックインやグループでの話し合いが行えたのではないかと思います。

講座の後半で4つ(1.融資.保証人.資金調達 2.助成金.公的な制度.行政連携 3.セミナー使える場所.各種届出 4.先輩の本音が聴きたい)に分かれて質問できる場(OST)では、普段窓口などでは聞けない事、聞きにくい事、を質問する事ができていました。

終了後は、OSTで時間が足りず聞けなかった事などを支援機関に質問したり、支援機関と交流、名刺交換をする女性が多く見られました。

参加者の皆さんは、2時間では少なくまだまだ聞きたいことが沢山あるという印象が見受けられました。

 

 

4.参加を通しての気づき

私自身、支援機関ごとの違いはないと思っていたのですが、話を聞いて、支援機関によって「対象にしているお客様、提供する価値、行っている活動」など、それぞれが違うことがわかりました。ですがまだ、細かい違いなどがわからないので自分で調べる必要があるなと感じました。

また後半のOSTでは、実際に支援機関を利用して自分で起業した方のお話を聴けたことで、自分の中で、より一層「支援機関を利用して起業する」ということに現実味を感じることができました。

 


2019.11.26 Tue   co+shegoto2019講座vol.6『ビジネスモデルを組み立てる』

1.実施概要

2019年11月26日(火)

【午前の部】10:00-12:00 富士東部県民センター 4階会議室A

【夜の部】19:00-21:00 cafe sowers

 

  

2. 本日の流れ

①本日の目的説明

この講座では、こんなことをやりたい!
でもまず何からやったらいいんだろう?どうすればお金が回るようになるんだろう?これから先も長く続けていくためにはどうしたらいいんだろう?を考える機会にしていただきたいと思っています。

 

また、これらのことを自分1人で悩むのではなく、いろんな分野で活動する他の参加者や支援機関の皆さんと一緒に考えながら、講座が終わった後も相談に行けるつながりを作って帰って欲しいと思っています。

 

②カードを使って自己紹介

まずは今日ここにどんな人が来ているのかを知る時間として、チェックインを行いました。Points of You®というカードを使い、普段とは一味違った自己紹介。

3人1組のグループをつくり、自分や同じグループの人が選んだカードを使って、この3つのテーマでお話していただきました。

  • 今日ここに来た理由
  •  あなたの働き方の「壁」とは
  •  その「壁」はどうしたら乗り越えられるのか

 

青空に飛び立つ綿毛の写真を見て、「この写真のように、自分もなにか可能性が広がるんじゃないかと思ってこの講座に申し込みました!」という方がいたり、水が目の前にあるのになかなか飲めない猫の写真を見て、「どうやったら水が飲めるのか?どうやったら自分の悩みや不安が解決できるのか?を考えたい」という方がいたりしました。

 

③ビジネスモデルとは?

今回の講座のテーマである「ビジネスモデル」について、講師を務めていただいた合同会社カタコトデザインの内田さんからご説明いただきました。
モノやサービスで溢れかえっている現代では、ただ作っただけではなかなか売れない。同じような商品・サービスがある中で自分のものを選んでもらうためには、「誰にどんな価値を届けるのか?」が必要になってきています。

この価値をどう生み出し、どんな人にどうやって届けるのかを整理したものが「ビジネスモデル」というもの。

 

この”価値”を理解するワークとして、こんな2つのテーマでグループごとに考えていただきました。


その1「遠方の夫の実家に持っていくお土産として、どんなお菓子を買っていく?」

その2「近所の気のおけないママ友5人との女子会に持っていくなら、どんなお菓子を買っていく?」

 

実家に持っていくためであれば、地元の銘菓だったりある程度値段のするものだったりするかもしれません。一方、女子会であれば、開けたときに「わー!」ってなる綺麗で可愛いものだったり、自分の友達が作って販売しているお菓子だったりするかもしれません。

同じ「お菓子を買うとき」でも、お客さんによって買う理由は様々だし、同じ人でも買うタイミングによって求める価値は変わってきます。

 

今回の講座では、この”価値”に注目しながら自分自身のやりたいことを整理していくことにチャレンジしてもらいました。

 

④グループ活動 (聞き取り)

自分自身の価値を自分で発見するって、なかなか難しいですよね。
だからこそ今回の講座では「相手に自分の魅力を整理してもらおう!」ということで、ここからは参加者の女性と支援機関の方の2人1組のペアで進めていきました。

 

そのペアで相手のビジネスややっていきたいことを聞きながら、ビジネスモデルキャンバスというシートに付箋でメモを取っていきました。

相手の話を聞きながら、「お客さんはこんな人ですか?」「お客さんにとっての価値はこれですか?」「それができるのはあなたにどんな強みがあるからですか?」などと質問していきながら、相手のやりたいことやビジネスを聞きながらまとめていただきました。

自分1人で整理するものなかなか大変です。
だからこそ今回の講座では、誰かに聞いてもらいながら客観的にまとめてもらうということにチャレンジしました。

 

⑤グループ活動 (紹介)

ペアでお互いのビジネスを聞き取ったところで、相手のビジネスを他のペアの人に紹介するというワークを行いました。

この人はこんな活動をしていて、こんなお客さんにこんなパートナーと一緒にこんな価値を届けています。といったように、聞き取った相手のビジネスを紹介していきました。

 

⑥まとめ・チェックアウト

最後にチェックアウトとして、ポストイットに「24時間以内にやること」を書き、グループの皆さんに発表して終わりとなりました。


「お金のことをこれまで全然考えてこなかった自分が、こんなビジネス講座に行ってきたぞ!と友達に自慢する」という方がいたり、「帰りに運転しながら今日のことをちゃんと振り返る」という方もいました。 

 

 

3.講座の狙いや運営側の思いも紹介

今回の講座は「自分のやりたいことを、相手に聞いてもらってまとめてもらう」ということにチャレンジしてもらいました。やっている業種が違う人・年代や地域が違う人に向かって自分のやりたいことを話す。「ちゃんと話せるかな…」「ダメ出しされないかな…」という不安もあったかもしれません。でもこうして相手に話してみたり、相手からの質問をもらったりすることで、自分自身の思いが整理されたはず。

ぜひ今回の講座でご紹介したビジネスモデルキャンバスなども活用していただき、自分1人だけではなく、講座で繋がった支援機関の方々など、誰かの力も借りながら自分自身のやりたいことや事業を整理する機会を作っていただきたいと思っています。

 

 

4.参加者の様子

今回は参加者おひとりに支援機関の方が1人ずつと、マンツーマンでビジネスモデルを整理していきました。いきなりビジネスモデルについて話すのではなく、カードを使った自己紹介やどんなお菓子を持っていくか?などをグループで話したりしながら、少しずつ雰囲気が柔らかくなってきたと思います。

自分のことを自分で話しながら整理するのはなかなか難しく、今回の講座で相手に聞いてもらいながら相手に整理してもらったことで、すっきりしたところもあったんじゃないかと思います。参加者のみなさんのビジネスモデルを整理するだけではなく、支援機関の皆さんの日頃の取り組みも参加者の皆さんに聞いて整理してもらったおかげで、いろんな支援機関のことも知ることができたんじゃないかと思います。

 

 

 


2019.11.22 Fri   co+shegoto2019講座vol.5『起業アイディアを生み出す思考法』

1.実施概要

2019年11月22日(金)10:00-12:00 

南アルプス市役所 新館 B1F 会議室(南アルプス市小笠原376)

 

  

2. 本日の流れ

(1)本日の目的説明

今日のテーマはアイディア出しです。知識としてだけじゃなく、実際にいろんなアイディア出しの方法を体験していく2時間です。後半では、希望者を募って、その人のビジネスアイディアをみんなで考えていきます。

アイディアそのものも大事ですが、そのプロセスの中でどんな気づきがあったのか、どんなことが大事だったのかということの方が実は重要だったりします。

アイディアが出るか出ないかに、才能は関係ありません。アイディアには、公式のような、出し方のポイントがあります。そこに加えて必要なのは、心構え。

そこを、この講座で体験して行きましょう。

 

(2)チェックイン

まずはテーブル毎に自己紹介

・名前

・今何をしているか

・持って帰りたいこと(今日の期待)

 

この時に、普段なにやってるかとか、仕事の話や肩書は置いておいてください。肩書等を話してしまうと、その人を色眼鏡で見てしまうので、まずは目の前にいる人をありのままに感じてみましょう。

 

(3)アイディア出しのインプット

  • 《アイディア出しをするときに気を付けている2点》
  1. 第三者の素人を入れる
    専門家の人ばかりだと、どうしても今までの知識や経験があるので、「これは正解」とか、「これは違う」という判断をしてしまう。そうすると、その枠から超えられない。アイディア出しは、誰とやるかが重要。あえてその分野に詳しくない人なども一緒にアイディア出しをすることで、今までにはなかった新しい視点を取り入れることができます。
  2. 問いをずらす
    「新しい商品を考えよう」とか「新しいサービスを考えよう」というテーマで話し始めても、新しいアイディアはなかなか出ない。「え?これ本当にどうなの?」ということを一度考えて、思考の枠を飛ばしてあげる。専門家の人ですら、これまでの経験値の中では話せないし、第三者も勝手に予測できる。だからこそ、いろんなアイディアが出てくる。
  • 《発散と収束の時間を分ける》
    私たちは、これは無理だ、これはできないと勝手に思い込んでしまうことがあります。専門家の方なら、何十年と仕事していて、これは当然だ、これ当たり前だと思ってしまう。そうするとアイディアはなかなか出てきません。
    大事なのは、アイディアを出すときに、勝手に判断するのではなく、一度、場に出してみるということ。
    そうできる環境にするためにも、アイディアを出すときは、「発散」の時間(アイディアを出す時間)と「収束」の時間(意見を決める時間)とを分けていきましょう。
    チームや組織でアイディアを出した瞬間にかき消されたり、否定されるというのは、この発散と収束が混同しているから。そうならないためにも、アイディアを出す時間と決める時間をしっかり分けていきます。

(4)アイディア出しの練習

  • <ペアワーク その1>
    お題:親子で楽しめるサービスを考えよう
    ①2人組でアイディアを出す人、それを聞く人を決める。
    ②アイディアを出す人は、どんなアイディアでもいいのでどんどん出す。
    ③聞く人は、それをすべて否定する。(人・もの・金・情報・時間がないと言えば潰せる)
    ④役割交代で同様に

発散と収束を同時に行ったパターンをやりました。

アイディアを出した瞬間に否定されるのは、そのアイディアが現実的にどうなのかと瞬時に判断してくれているということではあります。ただし、出す時間と決める時間を一緒にしてしまうと、そのアイディアが広がらなくなってしまう。

アイディアは、可能性や組み合わせがすごく大事。1本のTVCMを作るにも、没案は300以上あるそうです。

 

今度は、発散をどう組み合わせやっていくかの体感をしましょう。

 

  • <ペアワーク その2>
    お題:親子で楽しめるサービスを考えよう
    ①2人組でアイディアを出す人、それを聞く人を決める。
    ②アイディアを出す人は、どんなアイディアでもいいのでどんどん出す。
    ③聞く人は、それをすべて「いいね」と肯定し、「さらにこんなのどう?」とアイディアにアイディアをつなげていく。また、さらにそこからつなげていく。
    ④役割交代で同様に

アイディアにアイディアをつなげていくのは、なかなか難しいことです。こんなこと言ってもいいかな、これ現実的じゃないかなと思うと出てきません。なので、これどうしようかなと思っても、とりあえずは出してみて、どんどんつなげていきます。出てきたアイディアをそのままやるかどうかは別として、そこにヒントがあるかもしれません。

 

チームや組織でも、さまざまなアイディアを組み合わせていくことが大切です。

「アイディアとは既存の要素の組み合わせ以外なにものでもない」という定義がありますが、ゼロから考えると難しくても、何かと何かを組み合わせた瞬間にいろいろと可能性が広がっていきます。組み合わせ方にもいくつかの公式があるので、それをだれかと楽しみながらやるといいでしょう。

 

  • 《アイディアの出し方のポイント》
    ■ぶっとんでてよし!
    ■質より量!
    ■他の人のアイディアに乗る!
    ■すぐに判断しない!
    ■否定批判しない! 相手を肯定する!
    ■合言葉はYES!,and…!

 

  • 《アイディアの組み合わせ方》
  1. 常識 ⇒非常識術
  2. ライバル接着術(お題と真逆のもの、人、こと、を掛け合わせる)
  3. 付属品接着術(お題の近くにあるものを書き出し、くっつける)
  4. 限定術(お題を地域、対象者、人数、シチュエーション、時期のいずれかで限定する)
  5. 順番入れ替え術(順番を並べ、入れ替える)
  6. 他者憑依術(他者になりきってお題へアプローチしてみる)
  7. 鉄板モチーフ術(お題と動物、赤ちゃん、女子高生、セクシー、恐怖、プロポーズ、結婚式と絡めてみる)
  8. ワールドレコード術(極端に振り切ってみる。世界一〇〇)
  9. ニュースコラボ術(流行しているキーワードとお題をコラボ)
  10. 著名フレーム利用術(著名なフレーズをお題に当てはめる)
  11. 4大欲求満たし術(食欲、睡眠欲、性欲、承認欲と結びつける)
    ※『思考のスイッチ』(フォレスト出版)より抜粋

 

(5)どんどんアイディア出しタイム!

  • <グループワーク1>
    お題:新しい女性起業支援のサービスを考えてみよう!
    ①女性起業支援サービスの常識を出す(ポストイット)
    ex.事業計画を書く/成功者の話を聞ける
    ②出した常識の逆バージョンを書きだす(みんなで話ながら)
    ex.事業計画は書かずにやってみる/失敗者の話しかない

例えば、「託児」というキーワードの逆は…

子どもと一緒に事業を考える。親子で起業。というアイディアも出てくる。

 

  • <グループワーク2>
    ①「山梨」から始めるしりとりをテーブル2週まわして考える。
    ②しりとりの紙を他のテーブルとシャッフルする。
    ③しりとりに強制的に、女性起業支援のアイディアを組み合わせていく
    ex.
    リンゴ→アップル→mac→mac中毒者のためのツアー
    将棋→棋士や文化人のセカンドキャリアを考えた起業支援
    牛→農家に特化した女性の起業支援
    昇仙峡→コワーキングスペースを作る→そこでスピリチュアルビジネスの支援→金桜神社で起業の成功祈願→昇仙峡の駐車場で原資を稼ぐ

こうやっていろんなものの組み合わせだけで、アイディアは出てきます。

強制的にテーマを組み合わせてみたり、常識を逆にしてみたり、ちょっと問いをずらしてみたりすると最初のときよりアイディアが出てくることも。

 

  • <グループワーク3>
    参加者が考えてほしいアイディア
    ●農家の嫁が自由に生きられるアイディア(死ぬときに農家の嫁になってよかったと思える)
    ●養蚕が未来に続くようなアイディア(続くための新しい仕組み)
  1. そのサービスがどんなだったら最悪なのか。一旦逆を考える

  2. テーブル同士で一番最悪なサービスをシャッフル
    《養蚕》
    ・人手を集めるために作ったCMが炎上する
    ・シルクの良さを調べたら、人体に悪影響が出た
    ・蚕をみんなで味わうサービス
    ・街に結果責任を問われる

    《農家の嫁》
    ・死ぬまで「あそこんちの嫁」と呼ばれる
    ・月1の親族親睦会
    ・昔ながらの農家とは…と説教
    ・親族分も含め、クレームを受ける

  3. 最悪なサービスをヒントにして、最高のサービスを考える
    《養蚕》
    ・街を利用して、街ぐるみの養蚕。ツアーやCM。お蚕さんのオーナーを募る。シルク製品をオーナーにプレゼント。シルク作品の公募。子どもがお蚕を育てる。
    ・炎上のマイナスアピールを利用。はらぺこお蚕を作る。炎上を悪乗りして、アピールする。
    ・人体の悪影響から、良い影響をアピール。食べるシルクで地域貢献。シルクコロッケ等。
    ・栄養価が高いのでお土産菓子コンテストに。佃煮や名産を作る。桑の農業法人を設立。

    《農家の嫁》
    ・教則本を作る。ドラマにしてしまう。農家の嫁グループを作ってしまう。
    ・月1の親睦会の日は、遊びに行ってもいい日にしてもらう
    ・「あそこんちの嫁」でグループを作り、「あそこんちの嫁」というキャラクターを作る。育てた野菜に自分たちの名前を付けて、直売所に「あそこんちの嫁」コーナーを作る。・農家の嫁連合を作る。AI農家の嫁を作って、的確なアドバイスをしてもらう

サービスやアイディアを考えるとき、一度「最悪」のバージョンを考えると、思考の枠を超えるので、違った切り口で考えることができます。出てきたアイディアをそのまま使うというよりは、そのプロセスの中にヒントが隠れていることもあります。

 

 

(6)アイディアの抽出/チェックアウト

1、2時間の中で気づいたこと、思ったこと、感じたこと。

2、今まででてきたアイディアで、「なるほど」「これはおもしろい」と思うもの、感じたこと。

 

上記2点をグループ内でシェアして、チェックアウトとなりました。

 

3.講座の狙いや運営側の思いも紹介

今回の講座では「アイディアの出し方」をテーマにしました。新しい商品やサービスを考えるとき、目の前の壁をどうやったら乗り越えられるかを考えるとき、どうしても自分1人だと考えられるアイディアには限界があります。この講座を通して、参加者の皆さんに感じていただきたかったのは、「誰かの視点を借りながら新しいアイディアを出すこと」と「アイディアを出すのは才能ではなく、いろんなやり方があること」です。

「できるか?できないか?」は一旦置いておいて、まずはとにかくたくさんアイディアを出してみること。いろんなアイディアを組み合わせながら、できそうなものに収束していくこと。こんなことをワークを通して体験し、今回の気づきや学びを、皆さんの現場で生かしていただければと思います。

 

4.参加者の様子

講座5「起業アイディアを生み出す思考法」では8つのグループに分かれてテーブルに座り講座が進められました。講座が始まる前から緊張した雰囲気はなく、参加者同士の会話があり良い雰囲気が流れてました。

講座5は、主催側がアイディアの出し方を紹介し、それをグループ内で体験する講座だったため、グループ内で話し合う事が多かったです。参加者の中にアイディアを出す事に「苦手意識」がある、という方もいましたが、講座の中で紹介されたアイディア出しの手法を実践する事で、苦手意識を感じる事なくアイディアを出す事ができていました。

最後にチェックアウトを兼ねグループ内で出たアイディアに対して感じたことを共有する場面では、直接自分のアイディアを褒めてもらえて、とても嬉しそうな表情の方も見られました。

講座終了後はテーブル関係なく沢山の方が名刺交換を行ったりし、良い雰囲気が感じられました。

 

 

5.参加を通しての気づき

講座5を振り返り心に残っている1つ目は、「アイディアを出す・考える場に専門知識を持たない第3者を呼ぶ」事です。そのような場で専門家の意見・アイディアは絶対役に立つ良いものと思っていたのですが、専門家の今までの知識や経験からアイディアの幅を狭めてしまう事もあるため、第3者(価値観の違う人)の違う角度からの視点が大事だという事に気づかされました。

2つ目は、「アイディア出しに必要なのは才能でなく公式や考え方」です。私を含め、参加者の中にもアイディアを出すことに対し苦手意識を持った人も沢山いましたが、講座で「アイディアを生み出す思考法」を教わり、さらにそれを講座内で実践する事で、より身につき苦手意識を拭う事ができたのではないかと思いました。

また、今回の講座で自分の考えを発散する場ではマイナスな事や否定的な事は考えずに発散する。発散する事で他人がそのアイディアを広げてくれる事もある。という事に気づかされたので今後の活動では積極的に発散しようというふうに思えました。

 


2019.11.12 Tue   co+shegoto2019講座vol.4『マルシェから始めるじぶんのお店』

1.実施概要

2019年11月12日(火)10:00-12:00 

アメリカヤ 5階 Scape(山梨県韮崎市中央町10-17)

 

 

2. 本日の流れ

(1)本日の目的説明

今日は、2年前のCo+shegotoに参加し、現在はオリジナルスタイルでパン屋を営んでいる大戸洋子さんをゲストに迎え、マルシェやイベントを通して自分の魅力を発信し、事業を育ててきた実体験をお聞きします。

後半は「じゃあ、自分の魅力とは?」を知るためのワークです。

自分の魅力って自分では分かりにくいけれど、他人から見たらココなんだというのを知る機会になることでしょう。

 

(2)チェックイン

まずはテーブル毎に自己紹介

・名前

・今何をしているか

・今日の期待

をシェアしました。

 

(3)大戸さん事例紹介(その1 販売スタイル)

ゲスト:大戸洋子(おおとようこ)さん

2歳・4歳・6歳の3人の子の育児中。その傍ら、パン屋やデザイナーとして事業をスタート。

 

●パン屋を始めた理由

出産前から料理が好きで、飲食店で働いていた。妊娠が発覚して、夜の勤務が難しくなったため、退職。その代わりに趣味でパン作りをスタート。ある時、webデザインの勉強を教えてくれていた方に、お礼としてパンをあげたところ「webを作れるより、パンを作れた方がスゴイじゃん」と言われ、「ハッ!」とした。パン作りは趣味だから仕事にならないし、これから修行に行くのは無理だから、パン屋になることはないだろうと勝手に思い込んでいたが、そう言われたことをきっかけに職業にしてみようかなと思った。

 

●課題点の克服

とはいえ、一般的なパン屋の仕事は朝が早く、夜も遅い(3時頃から仕込み)。パンの種類にもよるが、仕込みに4時間くらいかかるものも。

その中で母業とどう両立すればいいのか??

 

<パン屋の既成概念>

  1. 朝から営業しなくちゃ
  2. 週に5日営業しなくちゃ
  3. 近くの人に買いに来てもらわなくちゃ

↓↓↓

この「しなくちゃ」から解放されたら両立は可能だ!と考えた。

 

まず、「しなくちゃ」と思った理由を考える。

→パン屋を始めるには通常1000万ほどの初期費用がかかると言われているため、返済しなければならない

→店舗維持などの固定費が発生する

→パンは単価が安いのでたくさん作って、たくさん売らなきゃ

→食品なので日持ちがしない。焼き立てが一番おいしいから毎日作る

 

↓↓↓

 

<「しなくちゃ!」からの発想を転換>

・既存のカフェの厨房を借りて焼けば、初期費用も固定費も抑えることができる

・単品ではなく、セット販売とすれば単価を上げられる

・作りたてを冷凍すれば、品質を保持しながら販売が可能

 

このように工夫することで、敢えて、焼き立てのパンを朝一に作って、並べるというスタイルを取らないパン屋にした。

 

大戸さんの今の販売スタイルは…

  • コラボ商品の卸販売
  • 週1での直売
  • イベント販売
  • 通信販売

という4つ。

 

美味しいと思ってくれる人もいるけど、100%同じように感じてくれるわけではないので、そのためにも、自分ならではのオリジナルスタイルを作っている。

 

◎テーブル毎の感想シェア

・誰かに認めてもらえるというのは、一歩を踏み出す力になる。

・諦める理由を潰していってる

・当たり前のことに収まろうとすると自分の限界がくる。自分の一番いいスタイルが取れるなら、当たり前を捨てていく勇気

・出来る範囲で両立していけばいい

・発想の転換という部分に共感を覚えた

・自分の事業を分かりやすく見える化できる…等

 

子どもを持っている人は、どうしても「時間」という制限がある。

だからこそ、自分や家族を犠牲にはしないと自分で決めていること。当たり前のことだけど、見落としがち。

 

(4)大戸さん事例紹介(その2 マルシェやイベント販売)

 大戸さんは、独学でパンづくりを学んでいるので、何年も修行している人と比べて差を感じることもあった。パンづくりについては、WEBを使って勉強してるが、販売面を働きながら学ぶことはできなかった。

そこで・・・

\\ イベント販売「パンイチ!」&マルシェ販売を始めた! //

 

スタートとしてマルシェ出店がいいと思のは、出会いが多いという部分。

店舗を構えると、その中でお客さんが来るのを待っていないといけない。マルシェはいろいろな所で開催しているので、様々な地域のお客さんに出会える。また、他の店もあるので、そのお客さんにもご案内できる。出店者同士の出会いも大きい。

「パンイチ!」はパン屋さんが集まるので、自分の知らない知識や売り方をしている方もいたり、市場調査も出来た。それを通して、自分の商品や販売方法も磨いていくことができた。趣味で始めたところから、自分の色ができていった。

 

●マルシェについて

マルシェはお店の集合体。

ということは、お店が魅力的だと人が来てくれる。

たとえば、TV取材があったから、人が来てくれることもあるけれど、期待外れだったら次には繋がらない。やはり、お店の魅力を最大限に出したときにお客さんはきてくれる。

 

●では魅力とは?

言語化するのは難しいけれど、繰り返し出店することでお客さんの反応がわかったり、そういう所で魅力は作られていく。

 

●大戸さんが伝えたいこと

  • どんどんチャレンジしよう
    →マルシェやイベントは気軽に出られるけど、1回出て終わりじゃもったいない。既存店にはない面白さがある。「自分の店はこうじゃないといけない」ということはない。マルシェなら今回失敗したと思ったら、次回は別の方法を試すことができる。
     
  • 出るイベントを選べ
    →最近マルシェが飽和状態。マルシェだから出店!ではなく、どういうイベントなのかを自分で調べて考える。規模や場所、集客予定数等。
     
  • こだわりはとことん追求
    →魅力は自分の中にあるもの。譲れないものは大事にした方がいい。

◎テーブル毎の感想シェア

・店舗を持たないことはいろいろチャレンジができる。強み。

・自分ブランドをしっかり持っている。

・こだわりはなくしちゃいけない。…等

 

(5)魅力を探すワーク

後半はいよいよ、自分の魅力を探すワークです。まずは、テーブル内でペア組。インタビューシートを使って、相手のことを探っていきます。

 

【インタビューシート内容(要約)】(1人15分でインタビュー)

  1. 現在の仕事や活動に限らず、いままで働いたり、活動した過去の経験を振り返って、その中で「最高の体験」、もっともイキイキとしたとき、もっとも輝いたとき、もっとも誇りに感じた時はどんな場面でしたか?
     
  2. それが起こったのはいつ?何があった?どこで起こった?その最高の体験には、どんな方が関わっていた?
     
  3. どんな要因(そこに至る背景)が、そういった最高の体験を生み出すのに貢献した?
     
  4. あなたの起業や活動が成功したとします。それは最高の未来像が実現できた状態。お客様からは、あなたの起業や活動を通して、あなたがどんな存在として映っているでしょうか? 周りからは、どんな評価をされているでしょうか。
     
  5. 最高の成功を収めるにあたって、様々な挑戦や困難の克服があったと思います。そうした挑戦を克服しながら、素晴らしい成功を収められたのは、いったい何が要因だったでしょうか?

この5項目を相手に聞きながら、メモを取る。その後、他己紹介としてテーブルの他のメンバーにその人を紹介(1人2分ずつ)。聞いている人たちは、話を聞きながらその方の魅力と思われることをポストイットに書いて、プレゼントする。

 

(6)チェックアウト

テーブル内全員の紹介が終わり、最後にこの2時間の「誰のどんな言動が気になったのか」をポストイットに書いて、テーブル内で共有して終了となりました。

 

3.講座の狙いや運営側の思いも紹介

 

今回の講座のゲストにお越しいただいた大戸さんは、様々なマルシェに出店するだけではなく、ご自身でもマルシェを企画・運営する経験もあります。その両方の立場から、「マルシェをきっかけに、どう事業に繋げていくのか?」「企画・運営する立場から見て、マルシェに出店する人にどんなことを意識してもらいたいと思っているのか?」などをお話していただきました。
マルシェはいろんなことを「やってみる」ことができる絶好の機会。自分自身の魅力を見つけるために、ぜひ積極的にいろんなことにチャレンジする機会としてマルシェを活用して欲しいなと思っています。

 

ただ「自分自身の魅力を自分で見つける」ってなかなか難しい。でも他人の魅力は結構見つけやすい。

今回の講座ではペアインタビューを行い、自分の事業ややりたいことをいろんな人に聞いてもらって、様々な視点から魅力やいいところを見つけてもらおう!ということを目指しました。

 

 

4.参加者の様子

今回のテーマが「マルシェ」ということもあり、ご自身で既に創作をスタートしていたり、活動を始められている方も見受けられました。その方々にとっても、大戸さんの事業スタイルは目から鱗状態だったのか、お話をお聞きしている間に、「自分の大切なものを削ったり、諦めたししなくてもいいんだ」という安堵の表情や希望を持った表情に変わっていく様子が分かりました。また、前半ではなかなかご自身の活動に自信がなかった方も、インタビューを通じてみんなに紹介され、魅力を見つけてもらうことで、最後はキラキラの笑顔になられた方もいました。終了後は、互いの活動を具体的に紹介し合ったり、名刺交換をしている様子も各テーブルで見受けられ、さらに繋がりができたようです。

 

 

5.参加を通しての気づき

「できない理由を探すのではなく、どうしたらできるのかを考える」というのはよく言われることで、私自身も大切にしていることですが、それを今回大戸さんの実例を通して、改めて学ぶことができました。

特に育児中の女性たちは、どうしても休止しなければならない期間や、時間の制限もあるため、王道のスタイルを取れないことが多くあります。その中で、諦めることを探すのではなく、どちらも大事にして自己実現していくというのは、どんな事業においても大切なことだと感じました。サービスを提供するのも、何かの商品を販売していくというのも、それを受け取った誰かの需要を満たし、幸せにしていくということ。そのためには、まずはそれを提供する本人が幸せな状態であるべきなのだと思います。

後半のワークで知ることができた、自分の魅力を大切にしながら、「どうありたいのか」「何を受け取ってほしいのか」そういうことを考える2時間となりました。

 

 


2019.11.8 Fri   co+shegoto2019講座vol.3『場づくりとチームづくり』

1.実施概要

2019年11月8日(金)10:00-12:00 

韮崎市地域交流センター 二コリ1階会議室(山梨県韮崎市若宮1丁目2-50)

 

 

2. 本日の流れ

①本日の目的説明

何かの仕事を始める時やプロジェクトを進める時にチームや仲間を作っていくことがあると思います。その時に必要なのは、多少の温度差があるにせよ、メンバーが共にそのゴールに向けて進もうという意志の統一。

よくあるのが、一緒にやろうと思っていたのにいつの間にか、その仲間が「客体化」している現象。つまり、運営側として共に動いてほしいと思っていたのに、参加者や第三者のようになってしまっている状態です。

それが起きる主な要因としては2つ

  1. それぞれが自分の気持ちをみんなに伝えられなくなる
  2. チーム内に陰口が蔓延している

いくらHPやおそろいのTシャツを作っても、チーム内がその状態であれば、ただ単に“人が群れている”だけ。

そうならないためにも、それぞれの意志を出して、それを認め合いながら、みんなが納得して決定できる話し合いや会議の場が必要になってきます。

そこで、今回は、会議のやり方のコツやポイントをお伝えしていきます。

 

②チェックイン

bond place講座の恒例、まずはチェックイン。

このチェックインには、この場で自分の話をしていいんだなという雰囲気を作っていく、今その人のありのままの雰囲気を受け入れていくという意味があります。

会議においても、自分の意見を言っていいんだという場にしたい。一人ひとりが気軽に自分事を話していいんだという状態を最初に話すだけでも会議は変わっていきます。

 

やることは2つのみ。

  • 名前
  • 今の率直な気持ち

これらをグループ内でシェアしていきます。

 

③良い会議、話し合いとは?

みんな会議を「良くしたい」というのは共通の思いです。

では、実際、みんなが考える「良い会議」とはなんでしょうか?

ということで、今まで体験した最悪の会議を思い出し、付箋を使ってグループみんなでシェアしています。

 

そこで出たのは、「聴くだけの会議」「答えが決まってる会議」「ゴールが決まってない」「意見が出ない」「上司が怒ってる」「時間が決まってない」「否定される」等々。

これは、今回の講座だけでなく、どこで聞いても同じようなものが並ぶそう。

 

「悪い会議」が出たところで、今度は「良い会議」を考えます。そこで出るのは、当然と言えば当然ですが、「悪い会議」の逆。「ゴール設定ができている」「みんなの意見が尊重される」「時間がしっかり決まっている」…等。

 

④話し合いの基本的な段取り

【4-1.心構え】

進行役の人がどういう気持ちで、何を大切にしてここに関わっているのかがとても重要。進行役とかファシリテーターが場の鏡になります。進行役が「こいつらまとめてやるぜ」となったら、場が自然とそういう雰囲気になります。

 

Q.「質問ありますか?」「意見ありますか?」と聞いても、なぜ意見が出ないのか。(2、3人で話し合う)

  1. 話している内容が難しいから考えているため
  2. 話したいことがあるが、なんといっていいか考えているため
  3. 間違ったらどうしよう、違った意見だとどうしようという不安
  4. 意見を言うと責任を取らされるからあえて言わない。
    ※目立ちたくない、遠慮

つまり意見がないわけではない。

これを防ぐために、

  1. 少人数での話し合いから、グループへの共有と段階を経る
    →話しているうちに考えが整理される
  2. ポストイットを使う。
    →自分の意見が担保される。書いていい、書く時間が確保されるという守られる感。
  3. 意見を聞いてもらえる雰囲気をつくる
    →心構えの部分

進行役は引っ張る役ではありません。実は、会議におけるネガティブな要因を取っ払うのが役目。そういう「おもてなしの心」を持っていることが会議の進行やチームを作っていく上で大切です。

とはいえ、進行役は完璧じゃなくても大丈夫。その場の人と一緒に考えていくという雰囲気や姿勢が大切です。

 

【4-2.事前】

会議の目的・ゴール・進め方・ルール・時間等が決まっているかどうかが大事。

その中でもゴールと時間。どこまで決めればいいのか、この会議が終わった時にどういう状態になっていたらいいのかということが具体的に決まっているかどうかです。トピックごとに細かく時間を決めておいてもいいです。そのトピックが延長してしまった場合も、みんなで「これもう時間過ぎてるけど、どうする?次に進む?それとも、これは決めちゃいたいから、他のを次の時に回す?」というのを確認しておくといいでしょう。

それらをホワイトボード等に書いておくと、みんなでより意識することができます。

 

会議の環境設定も大切。椅子の配置等、話しやすい環境づくりを工夫する。

 

【4-3.最中(発散と収束)】

会議は、共有→発散→収束→決定というのが基本的な流れ。発散して収束して、また発散して収束してというように、何度も繰り返されることもあります。共有は「事前」の部分で準備した会議のゴールや進め方について、参加者の皆さんにしっかりお伝えする時間。

発散は、選択肢を広げたり、いろんな意見を言っていいなという場。いろんな選択肢が出た上で決めていくというのが収束。その中から更に狭めて決定していきます。

 

【発散とは】

例えば、悪い会議の例で、「意見を言ったとたんに否定される」というのは、発散と収束が混ざってしまっている状態。出す時間と決める時間を分けると、会議は変わります。

 

また、意見がとっちらかっているような時は、それらの意見が「見える化」できてないことが多いです。頭の中で考えると、いろんな意見が出た時にそれを論理的に整理するのは難しい。ホワイトボード、付箋等で見える化して、今なんの話し合いをしているのかというところに立ち戻れるようにしておくといいでしょう。

 

◎発散のポイント

  • 否定的な意見を言う人がいたらたしなめる(今、決める時間じゃなくて、意見を言う場だから…等)
  • 意見が出るような雰囲気づくり(応援してあげる、ヒントを出してあげる)

 

アイディアの定義は、「既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない」。ex.えんぴつと消しゴムがくっつく等

なので、「アイディアないんだよね」ということはなく、発散で意見を出していくことで、いろんなものを組み合わせていくことが意見を出したり、アイディアを出すときのポイント。すぐに決定しなくていいので、判断は保留しながら、量を出していきましょう。

 

【収束・決定とは】

収束・決定には3種類の意思決定方法があります。

その1:最適化

ー判断基準を明確化して、スピーディーに決めていく方法

その2:満足化

ーみんなの満足度や納得具合、折り合えるかどうか。みんなが(最低限)満足できるものを作り上げていく方法。

その3:投票

ー最後の手段。選択肢が多い場合に、選択肢を少なくする方法

 

あることを決める時には、必ず目的があり、その判断基準があります。

その判断基準を元に出てきた意見を視覚的に見やすく整理していきます。

 

その1:最適化

たとえば、縦軸を「面白い」、横軸を「実現可能」としてマトリックスを作る。他にも、凄くおもしろいけど、実現難しいねというものについては、じゃあどうしたら実現できるようになるか等の話し合いが必要になるかもしれません。いくつかの大事にしたい基準でまとめていくという作業です。その他、ペイオフマトリックスや意思決定マトリックス、メリットデメリットを表にして判断する方法も。

→スピーディで便利。但し、採用されなかった人の不満が出る可能性もある。決まってから成果が出るまでに時間がかかる。

 

その2:満足化

判断基準はなく、みんなで何度も話し合いながら、納得感を作っていったり、折り合いをつけていく方法。複数のいいところを組み合わせながら、満足感を作り上げていく。完全な合意が得られない場合は、ここだけは合意しようという風にみんなで組み合わせていきます。

→1度決まると実行段階までもめることがほとんどない。但し、決まるまでに時間がかかる。抽象的な案になりがち。

 

その3:投票

シールなどを使ってみんなに投票してもらう方法。

 

【4-4.事後】

何がどこまで決まって、誰が何をするのかを確認しましょう。これは進行役でなくてもできます。

もしくは、自分が担当することになったことを一人一人が発表するというやり方。解ってない人が顕著に現れますが、そこを責める雰囲気はNG。

 

⑤実践

6人のグループ毎に約20分間で会議を練習してみました。

 

テーマ「親子で楽しめるクリスマスイベントを考える」

<概要>20~30分を前半、後半に分けて行います。

・前半:アイディアをいろんな角度から出し、3~5のポイントを抽出する。(発散3人:10分)

・後半:参加者の関心ある1~3のポイントのアイディアを具体的に考える。(収束・決定3人:10分)

 

テーブル毎に、今回の講座で教えていただいた、「共有」「発散」「収束」の手法を使って、会議がスタート。初対面同士も多かった中ですが、模造紙やホワイトボードにさまざまな意見が溢れ、イベントの日時から内容までは次々と決まっていきます。

 

みんなで一緒に協力し合いながら、意見を見える化するというちょっとした工夫で、20分でここまでできるというところが体感できたと思います。1人が進行役ではなく、みんなで作っていったというのがすごく大事。会議は長ければいいわけではなく、みんなが納得して、楽しみながら決めていくことが重要。

 

⑥感謝の輪ワーク

グループないでお互いに感謝を伝えあう時間。グループの中で自分の右側の人がこの場に関して、どう貢献してくれたかというのを感謝の気持ちを伝えました。

 

⑦チェックアウト

気づきを付箋に書いて、グループ内シェア。最後に会場の模造紙に貼って今回の講座も終了です。

 

3.参加者の様子

講座3「場づくりとチームづくり」では6つのグループにわかれて話し合いを進めて行きました。
初めは初対面の人もいて緊張した雰囲気もありましたが、チェックインの場で全員が自己紹介と、今の心境を述べたことにより、互いを知る事ができ、その場の緊張がほぐれた気がしました。
講座が進むにつれグループ内で話し、意見を言う場面があったり、ポストイットを使いそれぞれ自分の意見を書き出し「見える化」したりしました。

少人数で話し合ってからグループ内で共有という形を取り、全員が意見を出せる雰囲気ができていきました。

講座終了後はグループ関係なく、沢山の人達が交流を求め、名刺交換をしたりお話をしたり、とてもいい雰囲気が流れていました。

 

 

4.参加を通しての気づき

今回の講座を振り返り考えたことは「良い組織を作るには会議は楽しいものであるべき」だということです。

講座の序盤で良い会議の例、悪い会議の例、をそれぞれ意見を出す時、まずはじめに悪い会議の例からと提案されました。参加者がグループ内で悪い会議の例を出す際も、自分の実体験を述べながら発表をしていました。そのことから主催者側も参加者も会議に良い印象を持っていないと感じました。

ですがそんな良い印象を持っていない会議でも、講座3で学んだ「参加者が発言、意見を出せる雰囲気・話しやすい環境や空間づくり」「参加者みんなが納得できるように収束、決定を行う」この2つを実践することにより、良い会議を作れると思いました。

また、参加者側も主催者側を考え、会を理解し、形だけの参加ではなくしっかりと自分もこの組織の一員でこの会に参加しているんだと言う自覚を持ち参加、出席することが大事だと感じました。

 


2019.11.1 Fri   co+shegoto2019講座vol.1『ビジネスモデルを組み立てる』

1.実施概要

2019年11月1日(金)

【午前の部】10:00-12:00 金丸文化学園(山梨県南アルプス市上今諏訪1610)

【夜の部】19:00-21:00 金丸文化学園

 

2. 本日の流れ

①本日の目的説明

【はじめに】

co+shegotoは今年で4年目。「山梨県女性起業支援プロジェクト」として、山梨県主催でNPO法人bond placeや支援機関と共に運営しています。

今年度は大幅に事業を拡大し、全体で15の講座や見学会という構成となっています。

その内容も連携した支援機関(金融機関・商工団体・信用保証協会や産業支援機構等)や先輩起業家で集まり、どういったニーズがあるのか、山梨県内を5エリアに分けたその各地域でどういったプログラムを開催していくのか等を数か月前から話し合い、構成を組み立ててきました。

本プログラムは、各地域で同じ講座を開催していく方式ではなく、それぞれの地域に合わせた内容となっています。全て参加してもいいし、自分の興味のあるものだけ参加してもOK。ぜひ今後のプログラムを見て、たくさんの方に参加していただきたいと思います。

 

【co+shegotoで大事にしていること】

①参加者同士の質を上げる

多くの方が「こういうことしたい!」と声を上げたとき、「そんなことできなくない?」とか「まだ早くない?」と言われてしまうと、せっかくの“やりたい気持ち”が消えかけてしまいます。それではもったいない。

また、起業をしてからも孤独を感じる人は多くいます。co+shegotoでは、これからやりたいという人にも、起業した人にも、共に考え、切磋琢磨できる繋がりを作ってほしいと思っています。この15の講座を通して、一緒に学んだ人と応援したり、協力し合う関係性をぜひ作ってください。

 

②自分の軸を作ること

起業しようとすると、どうしてもいろんな壁にぶち当たります。問題だらけになったときにも、「そもそもなぜ自分は起業したいのか」、「どんな人を助けたいのか」、「どんなことを成し遂げたいのか」という自分の中の軸が、諦めない力となります。

本講座は講師から一方的に伝えるものではなく、ワークショップ等を通してその場にいる参加者同士でいろんなことを話しながら進めていきます。話しながら、自分はなんでこんなことやろうと思ってるのかなと、自分の中を探っていく機会にしてください。

 

②カードを使って自己紹介

講座のスタートは、まず「自己紹介」から。

Points of You®というコーチングカードを使った自己紹介となりました。

支援機関の皆さんも含めて3人1組になり、自分の選んだカードや他の人の選んだカードを見ながら、話していきます。

テーマは3つ。

  1. 今日ここに来た理由
  2.  あなたの働き方の「壁」とは
  3.  その「壁」はどうしたらいいか

これを3人が持っているカードを交換しながら、テーマとカードの写真をつなげて話をしていきます。

最初の1枚は自分の直感で選んだカードでも、他の2枚は他者が選んだカード。それでもなんとか話せてしまうという「自分の気持ちや考えを伝える」をサポートしてくれるカードでした。

③ビジネスモデルとは?

今回の講座のテーマは「ビジネスモデルを組み立てる」
ということで、まずは「ビジネスモデルとは?」というところを、講師の内田文子氏が解説していきます。

そもそもビジネスの定義が30~40年前と変わり、モノやサービスを提供するということだけではなくなってきている。そこに必要なのは「なぜそこで購入するのか」という“価値”の部分。

その価値をどう作って、どう伝えていくかというビジネスの設計図が「ビジネスモデル」です。

今回は、それを「ビジネスモデルキャンバス」という9つのマスがあるツールを使用して考えていきます。

④グループ活動 (聞き取り)

まず、支援機関も含めて4人1グループを作ります。

その中でさらにペア組。

そのペアで相手のビジネスモデルを聞き取り付箋でメモを取っていく方式でした。

9つのマスの中で今回埋めていくのは、「顧客セグメント(誰のための価値?)」、「価値提案(どのような価値を提案するのか)」、「主要活動(価値を生み出すために必要な活動)」、「リソース(価値を提供するために必要な主なリソース)」という4つ。

ここを、

「ほかにありますか?」

「ほかの言葉で言いかえると?」

「それは●●と比べて、どんなところがいいですか?」

「それはAですか?それともBですか?どちらかというと…」

「それじゃなきゃダメなんですか?」

といった問いかけで探っていきます。

⑤グループ活動 (紹介)

聞き取り後は、必要な付箋だけをそれぞれの枠に収め、ビジネスモデルを語った本人に戻し、そのビジネスで希望する月収(経費を差し引いた手取り額)を記入しました。ここは可能かどうかは関係なく、その事業を継続していくために必要な金額でOK。

その後は、再度聞き取ってくれたパートナーにキャンバスを戻し、グループ内の他の2名に「●●さんのビジネスは(顧客セグメント)のお客様を(価値提案)にします。(価値提案)に欠かせない強みは、(リソース)です。そのために必要なことは(主要活動)です」と他己紹介してもらいます。

⑥まとめ・チェックアウト

最後に内田氏より、「今日すべてキレイにまとまっていなくても大丈夫。最初から整っているビジネスなんてない。むしろ今日まとまっていないのであれば、ここからどうしたらいいのかを考えるチャンスになる」という勇気づけられる言葉があり、講座は終了。

グループ内で「今から24時間以内にすること」を決めてシェアして、チェックアウトとなりました。

 

3.講座の狙いや運営側の思いも紹介

今回の講座では、「自分のやりたいことを相手に聞いてもらいながら、相手にまとめてもらう」ということにチャレンジしてもらいました。co+shegotoのプログラムの1番の特徴は、自分1人じゃなくてみんなと一緒にやるというところです。やっている業種が違う人・年代や地域が違う人に向かって自分のやりたいことを話す。「ちゃんと話せるかな…」「ダメ出しされないかな…」という不安もあったかもしれません。でもこうして相手に話してみたり、相手からの質問をもらったりすることで、自分自身の思いが整理されたはず。

ぜひ今回の講座でご紹介したビジネスモデルキャンバスなども活用していただき、自分1人だけではなく、講座で繋がった支援機関の方々など、誰かの力も借りながら自分自身のやりたいことや事業を整理する機会を作っていただきたいと思っています。

 

 

4.参加者の様子

今回は初回の講座ということもあり、初対面の参加者が多かったように感じました。最初は、どんな人がいるのか、どんなことをするのか…と緊張の面持ちで皆さんカードを選び、座っていました。

その後、アイスブレイクも兼ねた、カードを使った自己紹介でかなり場の雰囲気は緩んだようにも感じましたが、ビジネスモデルの話になると、再び緊張感が走ります。「まだそんなに決まってない…」そんな声も聞こえてきそうな空気。ところが、キャンバスを自分で書くのではなく、他者に聞き取ってもらうという方式だったためか、固まり切っていない状態でも少しずつ想いを伝えることができている様子でした。

講座の終了後には、想いに共感した参加者同士が名刺交換をしたり、おしゃべりをしたり…。たった2時間の間に、場を共有する仲間に繋がれた安心感を見て取れました。

 

5.参加を通しての気づき

今回レポート作成という機会をいただいた石井は、実はco+shegotoへの参加はこれで2回目。2年の時を経て、新鮮な気持ちで他の参加者さん同様に講座を受けさせていただきました。

2年前にも同様にビジネスモデルキャンバスを描く機会があったので、「あぁ、これね」と思っていたら、なんと今回は自分で書くのではなく、他者に書いてもらうという衝撃!「うまく伝えられるかな…」という不安をよそに、初対面の相手だからなのか、ゼロベースから丁寧にヒアリングしてくれて、深堀もしてくれるので、自分で描いていたビジョン以上の事業モデルが描けてしまった…という嬉しい裏切りに合いました! 

他者に聞いてもらうことで、違う視点から自分の内側を眺められるということを体感した時間でした。まだボヤっと「やりたい」が浮かんでいる人でも誰かに話しているうちにアイディアが閃いたり、誰に何を届けたいのかが明確になったりするかもしれません。他者から、「こんなことがやりたいんだね」、「これがあなたの強みなんだね」と認めてもらえる場にもなっていて、終了後の参加者さんたちのホッとしたような、明るい表情が印象的でした。